デジタリストBlog

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2006年01月08日

個人開発の「Win高速化PC+」を乗っ取ったコンセプトエンジン社

フリーソフトはベクターや窓の杜など色々なサイトでダウンロードできる。最近はFirefoxやLinuxなどの人気を背景にオープンソースの良さが見直されてきている。しかし、こういったフリーソフトを開発しているのは個人であることが少なくなく、また個人であるが故に泣き寝入りを強いられているという陰の面もあるらしい。スラッシュドットジャパンの記事です。

http://slashdot.jp/articles/05/12/12/1333237.shtml

Win高速化PC+は無料で使え、レジストリなどの知識が浅いユーザーでもカンタンにWindowsのチューンナップができるということで人気が高いソフトだ。Windowsのチューンナップツールとしては初級者向けのものでは窓の手とこのWin高速化PC+とが双璧をなしているとも言える(もうちょっと上級になるとTuneappなど、そしてゆくゆくは(?)Regeditで直接レジストリを弄るようになる)。

これを開発していたのはAttosoft氏だが、それを全くパクったようなそふとをコンセプトエンジン社が作ってしまった。このコ社のパクリソフトはWindows系のパソコン雑誌などでもよく広告が載っているので見たことがある人も多いだろう。インターフェイスなどは全くもとのWin高速化をパクったそのままである。しかもAttosoft氏からの抗議に対して、これは別物だと開き直る始末。

昨年、クレヨンしんちゃんに酷似した「蝋筆小新」というキャラクターのグッズが中国で売られており、クレヨンしんちゃんの漫画などを出していて商標も管理している双葉社が抗議してもコレは別物だと開き直った中国企業のような振る舞いだ。あるいはモナーにインスパイアされたといってモナーに酷似した「のまネコ」を作って儲けてやろうとたくらんだエイベックスか。ちなみに「蝋筆」は中国語でクレヨンのことであり、「小新」は新ちゃん、つまり「蝋筆小新」は日本語にするとクレヨンしんちゃんであるからコレをパクリと認めない中国企業もかなり大胆不遜なものだ。

それにしても、フリーソフトを作っている個人プログラマーの権利を保護する制度が全くない今の状況ではこのようなパクリ事件が今後も他のソフトで発生しないとは限らない。阪神電鉄が村上ファンドに狙われたように、フリーソフトの権利でビジネスを打ち出すチャンスがあると判断されればこのフリーソフトごとパクってしまおうとたくらむ企業も現れるだろう。個人プログラマーがフリーソフトの著作権を守るために手弁当で弁護士を雇えというのはあまりに酷で現実的でない。フリーソフトの著作権を保護できる制度が整えられてゆけばよいのだが…

Posted at 2006/01/08(日曜日) 7:20

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