デジタリストBlog

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2006年01月15日

ヤフオク、大量出品者に氏名・連絡先記銘義務づけへ?

Yahoo!オークションなどのネット上の取引に一定以上の規模で参加している人に対して住所・氏名・電話番号などをWeb上に公開することが義務づけられることになるかもしれない。この方針はすでに国の正式な方針として固まっているとか。読売新聞の記事より。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060113it09.htm

Yahoo!オークションは個人レベルでも様々なものを売ったり買ったり簡単にできるようにしたということで捨てるものやもう使わないものが再び使われるように社会への貢献は非常に大きいと思われる。その一方で、相手の顔が見えないことで無数の詐欺の温床になっていた。

僕自身も1万円以上の商品が入金したのに届かず相手は姿をくらましてしまい、メールは返ってこず電話は出て貰えず、内容証明郵便で督促状を送ったり警察に被害届を出したりしたこともあった。

個人的にはこの決定には大賛成で、ネット上であっても大きな金額の金銭授受を伴う場合には(特に売り手側は)自分の情報を明かす義務があっても良いと思う。「特に売り手側は」と言った理由は、今のネットオークションではほとんどが「まず購入者が入金し、それを確認してから出品者が商品を発送する」という流れが一般的で圧倒的に出品者優位の仕組みになっているから。

情報開示を義務づけられるのは今のところの案では、〈1〉1か月に200点以上か一度に100点以上を出品〈2〉1か月の出品の落札額が計100万円以上〈3〉年間の落札額が計1,000万円以上、の場合らしい。100万円というラインの設定はまぁ妥当な気もするけれど、もう少し低いラインでも良いかも。

この制度の問題点はやっぱり住所氏名などをネット上に記載することをいやがる人の出品が減ってヤフオクのにぎわいに水を差すかもしれないということかな。特に女性の場合は住所や名前を誰もが見ることができるネット上に書くのは抵抗がありそう。「○○ハイツ102号室」みたいな住所だと一人暮らしだということも推測できるかもしれないし、出品物から出品者の年齢の見当も付けられるだろうから、もしかしたら詐欺犯罪予防のための情報開示が別の犯罪を誘発するかも?そう考えるとこの制度も安易に導入する前に慎重に犯罪予防の方法などを検討する必要もあるが。

それにしても、現時点でもヤフオクに自分の住所・氏名などを詐称している人はかなりいるらしいけれど、この新たな決定によって義務づけられた情報開示にもニセ住所などを書く人は多発するに違いない。そういうことはもう分かりきっているので、住所・氏名などに虚偽の記載をしないような予防措置もないとダメかもね。詐欺をはたらくつもりの連中は最初から本当の住所などを書くとは思えないから。

Posted at 2006/01/15(日曜日) 2:14

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