デジタリストBlog

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2006年03月06日

携帯電話の価格破壊を招く(かもしれない)ソフトバンク

Vodafoneがソフトバンクに買収されそうだというニュースが流れて早数日。業界内にも一般ユーザーにも膨大な数の話題を提供しているこのニュースだけど、その多くに見られるのが携帯電話業界に再び価格競争の時代を招くというもの。これはユーザー側としては嬉しいことだが、果たしてどんな結末に結びつくことやら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060306-00000361-reu-bus_all

このリンク先の情報によると、ソフトバンクがVodafoneを買収した場合の売上高はKDDIのそれ(3兆1200億円)に匹敵するそうで、すでにADSLでも業界のライバル関係にあるYahoo!BBとKDDIが今度は携帯電話業界でもVodafoneとauで争うことになる。ちなみにドコモは最新の四季報によると05年3月期で4兆8400億円の売上があり、しかもKDDIはKDDIグループ全体であるのに対してドコモはNTTグループの中のドコモ単体でこれだけの売上になるのだから、いかにドコモが業界の巨人であるかがわかる。

ついでに、ちょっと面白いのはこのリンク先のニュースで出ているARPU(加入者1人あたりの平均月間収入)。ドコモの携帯電話は高いというイメージが先行しがちだけど、実は一人あたりどれだけの携帯電話利用料を支払っているかという数字を見ると、auユーザーが7090円、ドコモユーザーが6920円で、実はauユーザーのほうが携帯電話代が掛かっている。Vodafoneは5918円だそうだ。リーズナブルな価格設定で安価に使えそうなイメージのauが実は一番高かったなんて、値段を理由にauを選んだ人は笑えない。もっとも、これは個人も法人も、オッサンも女子高生も主婦もニートもひっくるめた数字なのであくまで参考程度にしかならないが。

Yahoo!BBが殴り込みをかける前のADSL常時接続といったらこれくらいのお金がかかっていた。これがYahoo!BBのおかげで一気に4,000円台でADSLブロードバンド回線が使えるようになったわけだから、もしかしたら携帯電話も数年後には「月額4,000円でパケット定額、同じ会社同士の通話は半額」なんていうビックリ価格設定が飛び出してもおかしくはないってことかしら。

Posted at 2006/03/06(月曜日) 8:30

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