デジタリストBlog

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2006年03月23日

仏下院でAppleやSonyの音楽配信で互換性を求める決議。仏GJ!!

iTMSやmoraなどインターネット上で行われている音楽配信では様々な音楽規格が用いられていて、たとえばSony系配信サイトでダウンロードした音楽をiPodで聴こうとしたりiTMSでダウンロードした音楽をネットワークウォークマンで聴こうとしたりしても聴けない。これが消費者の権利に違反しているので互換性を求めるという決議がフランス国会下院で可決されたらしい。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060322AT2M2200522032006.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/22/news009.html

現在はこの音楽規格の違いのせいで他社のプレーヤーでは音楽を再生することができず、そのために配信会社側・プレーヤーメーカー側にとってはユーザーの囲い込みができる状態になり、またユーザー側からすればプレーヤーを買い換えない限り配信サイトの乗り換えができなくなり、またプレーヤーを買い換えるとこれまでにダウンロードした音楽は聴けなくなるという損失を被ることになってしまっている。

この状況は音楽配信に互換性が確保されれば解決されそうだ。というのも、共通規格で配信されればiPodから他社のプレーヤーに買い換えてもiTMSで購入した楽曲を再生できるようになるかもしれないからだ。調査ではこの互換性が確保された音楽メディアに対してユーザーは従来の2倍の値段を払っても良いと考えているという結果が出ているらしく、値上がりにつながるという懸念はあるのだが。

それにしても、これが実現されれば音楽の購入や管理はiTunesでやりながら、音楽を聴くのはSonyのプレーヤーというようなことも簡単にできるようになるかもしれない。また音楽配信会社間での価格競争やサービス競争が激化して、より安価に色んな音楽を聴けるようになるかもしれないという期待が持てる。

こんなワンダフルな法案を「消費者の権利」の名の下に可決してしまうフランス下院はカッコイイ。ITmediaの記事によると、共通の規格で配信するのではなく、配信そのものは従来の規格で行いながらフォーマットを変換するアプリケーションの配布を義務づける形になりそうだが、それでもユーザーにとっては大いなる進歩であることは間違いない。

Posted at 2006/03/23(木曜日) 0:26

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