デジタリストBlog

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2006年04月21日

Opera 9がオープンβを公開

Opera 9がオープンβ段階に入った。マルチタブ、マウスジェスチャーなど今のタブブラウザでは当たり前のように実装されている機能も昔はOperaにしか無かったものが少なくない。かつて最速ブラウザとして名を馳せた伝統のブランドは生き残れるのか?
http://www.opera.com/
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20102189,00.htm

今回実装された主な新機能は9つあるそうで、具体的にはBitTorrentダウンローダー、リッチテキストエディタ、コンテクストセキュリティの強化、検索エンジンカスタマイズ、サムネイル機能、サイト別のセキュリティレベル設定のほか、Small Web applications(すなわちWidgets)というものが付いている。Widgetsの中身は公式サイトによると「multimedia, newsfeeds, games and more」ということらしいが、なんのことやら。

CNET japanの記事によるとWidgetsの中身は、「ストリーミングニュースやゲーム、マルチメディア機能までさまざまで、開発者は独自のプログラムを作成して、OSの種類にかかわらず、他者と共有することもできる」というものらしいが、こういわれてもよく分からんな。まぁ、プラグインを用いてリッチコンテンツなことができますよってことなんだろう。

それにしても数年前であればInternet Explorerを脅かす存在であったOperaはこのごろはすっかり存在感を薄めてしまった。何よりFirefoxの登場の影響が強く、セキュリティ面の懸念からIEを使うことを躊躇していた人々を丸ごとFirefoxに奪われてしまったのがOperaとしては痛かった。Firefoxが大々的にマスコミなどで取り上げられているときに対抗措置を取らず傍観していたことのダメージは大きい。また、IEコンポーネントブラウザ(例えばSleipnirであり、Donutである)が登場してOperaを使わなくてもマルチタブやマウスジェスチャーの機能を実現できることもOperaのシェアの伸び悩みに繋がっている。世界最速を自任していたOperaのレンダリング速度も実はIEに負けているというベンチマークテストの結果などが次々と明らかにされ、今や世界最速というキャッチフレーズも見かけなくなっている。

Opera 9はそういう苦境に立たされているOperaの希望を背負った砦なのかどうかしらないが、とにかく弱肉強食のインターネットの世界に生き残れるのかどうか、Operaとしては踏ん張りどころだ。それにしてはイマイチ、ネット上の有力ブログなどで取り上げ方が小さいが。僕のブログで取り上げるより、もっと有力で常連も多いブログでもこの新バージョンβを大々的に報じて貰わねばなるまい。

Posted at 2006/04/21(金曜日)18:32

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