デジタリストBlog

« 前の記事 | トップ | 次の記事 »

2006年04月22日

mp3以外のオーディオファイル規格の存在価値

長い視点で見たときに、mp3ファイル以外のオーディオファイル規格にはどのような価値があるのだろうか。あるいは、これらのオーディオファイル規格は今後どのような道をたどってゆくのだろうか。残念ながら、mp3以外の規格にとってその将来は厳しい物になりそうだと思われる。

現在よく使われている音楽ファイル規格にはmp3の他に、Windows media playerで使えるWMA、Apple iTunes Music storeで購入した音楽ファイルのm4p、それにAppleの推奨する高品質規格aacなどがある。その何れのファイル規格も、20年後や30年後の社会を考えてみるとmp3のように残っているとは考えがたい。もっとも、mp3すら残っているのかどうか分からないが。

こういう規格戦争になったときによく挙げられるのが、かつてのVHSとβの戦い。次世代DVD規格を巡るブルーレイとHD DVDもその一つである。で、VHSの例では、今でもVHSで録画したテレビ番組を見ようと思えばいつでも見ることができるし、電器店に行けば今でもVHSのビデオテープを用いる録再機を購入することは簡単だ。一方でβを再生できる機械を購入するのは簡単ではない。今やβという規格はすでに過去の規格となってしまっているから。

だから、将来は同じようにWMAを再生しようとすると遙か昔のWindows media playerをインストールしてやらないと再生できないような時代が来るかもしれない。OSは64bitが当たり前になり、WindowsもXPの次のVistaの次の、そのまた次の次のOSになってしまってもWMAやm4pが再生できるソフトウェアが提供されているだろうか?winampのように音楽を再生するためのソフトウェアを別途導入してあげなければならない規格になっている可能性は決して小さくない。

そんなことを考えてしまうと、音質がどうだとかiTMSで買えるからとかいう問題以前にやっぱり音楽ファイルはmp3で保存しておかなくちゃぁ、オッサンになってから青春時代のメロディーを懐かしく聴こうと思っても聴けなくなってしまうかもしれないのだ。

Posted at 2006/04/22(土曜日)15:15

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

« 前の記事 | トップ | 次の記事 »

« 前の記事 | トップ | 次の記事 »