デジタリストBlog

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2006年04月27日

Winny叩きの急先鋒「毎日新聞社」からShareで個人情報流出

同じ事件が読売や朝日で起こったらこのニュースは「あぁ、またか」程度でスルーしていたに違いない。今回は毎日新聞だったからこのニュースは注目する価値がある。毎日新聞はマスコミ各社の中でも先陣を切ってWinnyを叩いていた会社なので、その会社がShareで情報流出をさせたとなると面目丸つぶれに違いない。
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20102768,00.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060427-00000006-vgb-sci

流出したのは毎日フレンズという読者のグループに参加している65,690人分の住所・氏名・生年月日・趣味などらしい。流出源がWinnyではなくてShareというのも注目すべき点。Winnyユーザーは(もちろんコアでヘビーなユーザーもたくさんいるが)流行っているからとかちょっとしたイタズラのつもりで手を出した人も少なくない。一方でShareはWinnyに比べて暗号性もファイル転送効率も強化した後発ソフトであり、Shareを使っているのはWinnyよりさらにレベルの高い層だ。

参加者が少なくネットワークが密でない分だけWinnyより使い勝手は劣るが、転送(要するにファイルコピー)の凶悪度で言えばShareのほうが強力で、流れているファイルもアングラなものが多い。

毎日新聞はWinnyネットワークに漏れ出して流れているファイルを確かめて記事にするために、自らWinnyを起動させて流れているファイルを片っ端からダウンロードしてゆくということをしているとまことしやかにささやかれているが、それは違法ファイルコピーを撲滅させたいからではなく、「自分たちもWinnyの恩恵にはあずかっているけど他人は叩きたい」だけなんじゃないの?とうがった見方をされても仕方がない。毎日新聞から漏れるということは、これまで叩いてきた自分にも叩かれる要素が見つかってしまうということであり、三浦綾子の『氷点』の主人公のように「自分には一点の曇りもないと思っていたのに…」という悲劇を味わってしまうことに繋がる。

Posted at 2006/04/27(木曜日)18:19

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