デジタリストBlog

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2006年07月14日

MSNとYahoo!でmessengerの相互乗り入れ開始したが、日本は対象外

ネット上の各方面で期待が高かったmessengerの相互乗り入れサービスが、ついについにopenβに突入だ。ただし、日本はその対象外。ガックリ肩を落とすmessenger愛好家も少なくなさそうだ。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/13/news041.html

互換性はmessengerの全機能に渡るものではないが、基本機能であるステータスの表示とチャット、コンタクトリストの保持などは実現される。また絵文字機能なども互換性を持たせるということで、これはつまり、MSNとYahoo!で絵文字の共通化も行われると言うことだろうか。僕が個人的にもっとも注目すべき点と思っているのは音声通信の機能で、これが主要なmessengerの相互乗り入れ可能となるとskypeにとっても馬鹿にならない脅威となるはずだ。

リンク先のニュースにもあるように対象となっているのはMSNとYahoo!のお膝元の米国だけには限らず、米国、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、インド、イタリア、韓国、メキシコ、オランダ、シンガポール、スペイン、台湾、トルコ、英国と非常に広範にわたる。

なぜこの互換サービスβから日本が漏れてしまったのだろうか。これは日本語が難しいからではなく(なにしろ中国、韓国など2バイト文字をもちいる言語圏でもβサービスは開始されている)、日本のYahoo!messengerに原因がある。日本のYahoo!JAPANは米国を初めとする世界中のYahoo!とは違ってソフトバンク傘下の一企業として独立している。Yahoo!は世界中にあるけれど、米国Yahoo!本体以外の会社の傘下で運営されているYahoo!は日本にあるYahoo!JAPANだけで、そのため日本のYahoo!JAPANが提供しているサービスは他国のもととは少し違っている。Yahoo!messengerに関して言えば、日本以外の全ての国のYahoo!messenger同士は互いに外国のYahoo!messengerであっても通信が可能だが、日本のYahoo!messengerだけはこれらと互換性がない。日本のYahoo!messengerは他の国のYahoo!messengerとは別のものなのである。まずは日本のYahoo!messengerと他国のYahoo!messengerの互換性を実現しないことには、MSN messengerとの互換性も実現できそうにない。

日本のYahoo!が独自路線を行くことは一向に構わないのだが(Yahoo!オークションがこれだけ盛り上がっているのは日本だけだ)、その独自路線のために日本のユーザーが余計な不利益や不便をこうむるのは勘弁していただきたいところだ。

Posted at 2006/07/14(金曜日)13:17

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