デジタリストBlog

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2006年07月16日

Skype通信の互換性を持つソフトウェアが来る?来ない?

パソコンで用いるVoIP通信の世界標準としての地位を固めたSkype、通信プロトコルがこれまで明らかにされていなかったためSkypeとの通信互換性を持つソフトウェアは開発されてこなかった。しかし、著作権なんてお構いなしの大胆国家中国のとあるエンジニアがこの通信プロトコルを暴いてしまって、互換性を持つVoIP通信ソフトウェアが公開される可能性が出てきた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/15/news008.html

Skypeは僕も恩恵を受けていて、この通信は音質もよくSkype間の通話が無料だったり、いろいろと魅力は多い。そのSkypeの通信プロトコルが明らかになれば、もしかすればたのmessengerとの音声通信互換が可能になったりすることだって考えられる。

それにしても、今回のハッキングはSkypeにとって短期的にはマイナスの意味合いが強いのだろうけれど、長期的に見ればこれはそんなに悲観すべき事ではないのかもしれない。Skypeの通信方式が世界のVoIP通信の標準となり、他のmessengerがこの音声通信に互換性を持たせるようにすり寄ってくることは十分有り得る。

かつてAdobeはPDF規格が自社の知的所有物であるとして独占を図り、他のPDFアプリケーションを作ろうとした他社に対してくってかかったことがあったが、現在ではむしろPDFを世界の電子文書フォーマットの標準規格とすべくどんどんと普及を進めている。結局、電子文書フォーマットの世界標準を確立してしまうことのほうが長期的な視点に立てば自社にとってプラスになるとAdobeが判断したのだと思われるが、同じようにパソコンを用いた電話機能がSkype方式を標準とするようになることはSkypeとその親会社eBayにとって決してマイナスだけでないはずだ。

Posted at 2006/07/16(日曜日) 3:00

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