デジタリストBlog

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2006年09月05日

おサイフケータイは本当に普及してきているのか

Yahoo!ニュース(毎日新聞ソース)に、「おサイフケータイ 広がる利用 安全対策が進化のカギに」という記事が載っていたが、果たして本当におサイフケータイは普及してきているのだろうか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060903-00000010-maip-soci

おサイフケータイは本当に普及してきているの?と聞かれたら、僕は「ちょっと思ったよりも伸び悩んでるんじゃないのかなあ」と答えると思う。JR東日本が強力なバックアップを表明した時点では、これで一気に利用者も増えて弾みが付くだろうと期待もしたのだが。

僕はJR西日本の圏内の住人で東京とは縁のない暮らしをしているのだが、JR東のsuicaとJR西のICOCAがチャージなどの面で互換性を持たせてあるのに、JR西日本では一向におサイフケータイに対応するそぶりがないなどの点で余計におサイフケータイの普及に勢いが感じられないのかもしれない。一部のコンビニチェーンでしかおサイフケータイを使うことができないし、実際に決済している人の中にも見ないからおサイフケータイ対応の携帯電話機種を使っている人も実際に使ってみるのをためらっている状況、という人は少なくなさそうだ。

また、JCBの「クイックペイ」、NTTドコモと三井住友カードが押す「iD」、UFJニコスの「スマートプラス」など電子マネー規格の乱立もユーザーの混乱の原因になっている。よほど電子マネー規格に興味を持ってニュースをしっかり注意している人でないと、この電子マネー規格の違いはわからない。おサイフケータイというものはさすがに知名度が上がってきているが、その枠組みの中で複数の会社が異なるサービスを提供していることや、前払い式のもの・後払い式のものがあることなど、これらがユーザーに認知されないと混乱を招く一方だ。混乱を招いてユーザーに「おサイフケータイはわかりにくい、ややこしい」というイメージを持たれてしまっては普及は遅れるばかり。泥沼状態になってしまいかねない。

おサイフケータイはセキュリティ面でも、今後対応を改善してゆかなければならないことが山のようにあるだろう。その中でも僕が驚いてしまったのは、他人の携帯電話から電子マネーを引き出してしまうという電子マネー“スリ”の存在。おサイフケータイに用いられているFelicaの技術は衣服の布ごしにでも利用できるため、人混みの中で服越しにいつのまにか残高が引き出されているというものだ。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0503/08/news008.html
もっとも、これは携帯電話のアイドル時間中には決済ができないようにする機能などを付加することで対応もできそうだが。犯罪に遭わないために、自分の身は自分で守るという意識を持つことも防犯のために役立つことだろう。

普及の前に、なんだかんだと色々と課題の多いおサイフケータイ。本当に普及してきているのか、ちょっとヤキモキ、ちょっと不安で心配になってしまう。

Posted at 2006/09/05(火曜日) 6:14

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