デジタリストBlog

« 前の記事 | トップ | 次の記事 »

2007年01月21日

skypeoutで接続料の徴収開始、実質値上げへ

skypeでは昨年末から「1月18日に新しい魅力的な料金体系を発表する」と公言していてskypeユーザの期待を集めていたが、その新しい料金プランが発表された途端多くのskypeユーザはガッカリさせられることになった。skype同士の接続は依然無料なので使い勝手は大きくは変わらないが、skypeoutは電話を掛けるたびに3.9ユーロセントの接続料が徴収されることになって実質値上げとなっている。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/01/19/14514.html

日本国内のPHSからの通話料金は「1分アタリ○円」という通話料金の他に、通話開始するだけで10円取られるという料金制度があった。これが敬遠されてPHSから携帯電話に移行したのかどうか知らないが、ユーザにとっては少額でも鬱陶しく感じられるのは間違いない。同じような料金がskypeoutでも徴収されるようになった。skypeユーザに散々期待させる前置きをしていただけに、この発表には落胆させられた。米国では昨年下旬に定額制でskypeout使い放題の料金プランが公表されていただけに日本でも同様のサービスが始まることを期待していた方が多かったようだけれど、実際はそれと逆のベクトルを行くものだったのだから仕方がない。

通話時間にもよるが、1分以内の通話でも日本円で5~6円程度の余分な徴収が行われるようになったこの制度のせいで、おそらくskypeoutの平均的な実質通話料は各プロバイダなどが提供しているIP電話よりも高い値段になったのではないかと思われる。たとえば僕の家ではプロバイダにOCN + Bフレッツ光マンションタイプを使っているが、これとセットでNTT西日本が提供している「ひかり電話」通話料は税込で8.4円/3分。またOCNと同じNTTコミュニケーションズをマイライン指定することで利用できるプラチナラインも同額の8.4円/3分。skypeoutの通話料は2.66円/1分だがこれに5.5円の接続料が加算されるのだから1分めですでにIP電話などとほぼ同額、2分めと3分めでは負けてしまうことになる。

skype同士の通話は使い勝手もよく多人数通話にもビデオチャットにも使えるなど独立したメリットが大きいけれど、skypeoutで対固定電話の通話の場合はメリットは価格の安さ以外にはほとんどない。ナンバーディスプレイもフュージョンとの提携プランを使わねばならないし、電話の発信は通話料と接続料のみでも電話の受信は基本料を払わねばならない。そのskypeoutで通話料のメリットを自ら殺してしまって、skypeは大きな戦略ミスをしたような気がする。もっとも、skypeはほぼ市場を占拠してしまっているから今さらユーザに媚びるよりはがんがん締め上げていくほうが利益は上がるのかも知れないが。

Posted at 2007/01/21(日曜日) 0:38

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

« 前の記事 | トップ | 次の記事 »

« 前の記事 | トップ | 次の記事 »