デジタリストBlog

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2007年03月24日

中国の巨大検索エンジン「百度」が日本上陸

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20345599,00.htm
中国の検索エンジンで圧倒的なシェアを誇ってきた百度が日本語版を22日にリリースした模様。現在の所、通常検索に加えてイメージ検索も提供されている。普及するかどうかはここからの勝負だが、先行きは決して明るくなさそうだ。

Googleが日本に進出してきた頃はもう少し歓迎のムードがあったように思う。当時はYahoo!とgooなどが主要な検索エンジンとして使われていたが、Googleが登場した当初はその検索の精度とスピードに多くの人が感心し、利用するようになった。ちょうど僕も6~7年ほど前に友人にGoogleの存在を教えて貰ったが、そこからは専ら検索はGoogleのみを使っている。特に検索の速さは当時から驚くほど早く、またシンプルな画面が見やすいと感じたのを覚えている。ところが百度は当時のグーグルとは違って、あまり日本のネットユーザーに歓迎されているとは言い難いようだ。

検索エンジンは検索対象のWebサイトのデータを集めるためにたくさんのクローラーをWeb上に巡回させている。Webサイトを持っている人はアクセス解析を見てみればGooglebotというようなロボットがサイトを訪問していることに気が付くはずだ。彼らは数日に一度、Webページの情報を読み込みにやってくる。ところが百度のクローラーはとんでもない頻度でとんでもない数でやってくるものだから、百度のクローラーが来たらサーバが重くなったり、ヒドいときはサイトが落ちたりする。これはサイト運営者としては非常に迷惑なことなので、.htaccessなどを用いて百度からやってくるIPアドレスをブロックしたりしているところもあるようだ。

ちなみに、百度とは関係ないが、サイトを訪れてもらってもう一つ迷惑なのはFirefoxアドインのFasterfoxで最速設定にしている人。このFasterfoxはFirefoxの読み込み高速化アドインだが、これも百度と同じで訪問したサイトのハイパーリンクやサイト内ページをとにかくキャッシュするために読み込む。読み込むときのページ数が非常に多いので、サーバが落ちそうになる。サイトの訪問者カウンタが落ちるのは、百度のクローラーかFasterfox最速設定ユーザがサイトを訪問しているときが多い。

「中国製」という言葉自体が日本国内では精度があまり高くない粗悪品のイメージで捉えられがちだ。いくら中国で圧倒的なシェアを持っていると言われても果たしてそれが日本人にどう評価されるのかは微妙なところ。中国のインターネットというと言論統制と反日と知的所有権侵害というような印象を抱かれそうだが、百度はそのイメージを変えられるのか。

Posted at 2007/03/24(土曜日)13:08

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