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2007年04月14日

個人向け国債が元本割れしない安全商品に衣替え

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070406AT3S0501N05042007.html
最近の資産運用ブームに乗って大きな販売額を叩き出しまくっている「個人向け国債」が、近々、元本割れしないという政府保障の付いた商品にアップグレードされるみたい。

「個人向け国債」は従来型の国債と比べて、1万円から買える、途中解約できる、変動金利商品が用意されている、など個人でも気軽に買えるような特色を持たせた商品だった。ただし途中で解約すると、商品によって直近2~4回分の金利を解約手数料として没収されるというペナルティがついていた。個人向け国債の金利配当は半年に1度なので、せっかく預けていたもののうち1~2年分の金利が失われてしまう。さらに、契約から1~2年以内だとこの解約手数料が購入からの金利を上回ってしまうので、元本割れという事態になってしまっていた。

財務省の今回の決定で、購入からの金利配当額以上の解約手数料は取られないというシステムに改められることになったので、買ってすぐに解約したとしても最低で元本分は残るということになる。これまでは銀行の販売員がもし「元本保証ですよ」とのたまえばそれは虚偽説明で法に触れる事態だったので、「ほぼ元本保証」であるにもかかわらず販売員は歯がゆい思いをしてきたことだろう。これで銀行や証券会社は「この個人向け国債は元本保証の安全商品ですよ」とアピールできるようになって、販売が促進できるというわけだ。

ちなみに、従来のシステムでも満期まで保有すれば元本は保証されていた。また、国債の発行元は日本国なので、万が一満期までの5年ないし10年間に日本政府が倒れたり国債デフォルトに至る事態になれば元本は全く保障されない。もっとも、そんな事態を心配するなら銀行の定期預金に入れていても現金で保有していても、日本人の家計はムチャクチャになるのは間違いないので、心配しても仕方がないことだ。

Posted at 2007/04/14(土曜日)17:17

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