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2007年07月11日

7月17日から東京工業品取引所で「ミニ金先物取引」開始

商品先物というと小豆先物取引が「赤いダイヤ」と小説になったほどドロドロした暗黒のマネーゲームのようなイメージで捉えられがちだが、最近は商品先物業界もイメージのクリーン化に熱心に取り組んでいる。その商品先物業界で最大手の東京工業品取引所にて、今月17日から金先物取引のミニバージョンが上場され、新たに取引がスタートするみたい。小口取引に特化していて個人投資家を呼び込みたい狙いだ。

http://www.tocom.or.jp/jp/news/2007/20070625-1.htm

従来の金先物取引とは、約1年先までの純金(ゴールド)の価格を売買するもの。売買は金1000グラム単位で行われるので、いまの価格でいえばおおよそ250万円分の金を売ったり買ったりする取引ということになる。金の価格は毎日変動していて、日によっては2~3%の価格変動も起こりえるから、1枚(先物は売買単位を「枚」で数える)を売買していると毎日数万円のお金の出入りがあることになる。2500円/グラムのときに金を買い、2550円まで値上がりした時点で売却すれば、売買単位が1000グラムなのだから5万円の利益を上げられることになる。

ただしこれだと個人投資家にはなかなか敷居が高かった。1日で5万円のお金が入ってくるのなら嬉しいことだが、1日で5万円が消えてしまうことを思うと恐ろしい。そこで、売買単位を従来の10分の1に小さくした「ミニ金先物」を作ったのが今回の改訂。1枚(100グラム)あたりの金価格は25万円程度に抑えられ、毎日の収支は数千円になるので、これまで株式取引に流れがちだった個人投資家も呼び込みやすいという考え。

同様の「ミニ化」は先に日経225先物のほうで行われている。これは従来は1枚あたり1800万円もの株価指数を売買するものであったけれど、とても一般的な個人投資家には手が出せないということで10分の1にミニ化したところ大ヒットしたという例がある。金先物もミニ化することで個人投資家が商品先物に取り組むきっかけになってほしいところ。証拠金は1枚あたり12000円からスタートする見込みで、簡単に金先物取引に参加できる。

興味がある人は、商品先物取引会社にぜひ資料を請求してみて欲しい。ミニ金先物を取り扱わない取次業者も存在するので、申込時には注意が必要だ。

Posted at 2007/07/11(水曜日)19:08

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