デジタリストBlog

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2008年12月27日

数世代前のハードウェアは無茶苦茶安い

このところ、来春の転居をにらんで自宅のPC周辺機器、PCパーツ、書籍などを続々とヤフオクに出品しているわけだが、そこで感じるのは数世代前のPCハードウェアの安さ。まだまだ実用に耐える製品がなぜこんなにも安い値段で叩き売られているのか、僕には不思議なのだった。

確かにCPUやマザーボード、メモリなどのパソコンの性能に直結するものはこの数年で恐ろしく機能向上が進んでいるので価格崩壊が進むのも理解できる(たとえば数年前は世界を席巻したシングルコアAthlon 64は、今どう逆立ちしてもCore2Duoには太刀打ちできないし、Socket939のマザーボードは使おうにも載せるCPUが駄目すぎる)。しかし、たとえばプリンタやスキャナなんかはこの数年間でCPUやメモリ程には進化していない。片面ずつしか印刷できなかったものが両面印刷できるようになったり、印刷速度が1枚10秒から5秒になったり、1200dpiまでしかスキャナできなかったものが2400dpiまでスキャンできるようになったり、こういう進化は確かにあるのだが、だからといって普通のホームユーザーがこれらの機能を欲しているかというとそんなことは全くない。だって、2400dpiでのスキャンなんてしないでしょ?ホームユースには300dpiあれば事足りるわけで、2400dpiなんてスキャンをやっていてはHDD容量が勿体ない。5年前のパソコンでも(USB接続さえできるなら)現在の最新鋭プリンタと比べて、少なくとも何倍も有り難みが違うということはない。

ところがどっこい、僕の使用しているCANON PIXUS 550iは約5年前のプリンタだが、ヤフオクでは2000円程度で叩き売られている。4色独立インクタンクや写真プリント、はがき印刷などの機能は搭載されいて、今でも普通の家庭での用途には十分に活用できるのに。僕が使用していたCanoscan Lide 50は2000円では入札すらない。USB2.0にも対応し、ワンタッチスキャンの機能も搭載されていて現在の最新鋭モデルとそれほど大きな性能差があるとは思えないにもかかわらず、である。

ということは、だ。一般的な家庭で、たとえば時々集合場所までの地図をプリントアウトして、書籍の気になる文面をスキャンして、年に一度は年賀状の宛名印刷をする、という程度の使い方の人は、わざわざ1万円の最新プリンタと1万円の最新スキャナを買う必要は無い。2000円の中古プリンタと1500円の中古スキャナを買えばいいじゃない。両者が一体になった複合機を求める場合は確かに数年前までラインナップが乏しかったこともあって選択肢が少ないのだが、そういうこだわりさえなければ、数年前のハードウェアは立派に期待に応えてくれるのである。

もちろんこれは、プリンタやスキャナに限ったことではないのだが。エコを推奨しようという強い信念を持っているわけではなかったのだが、このヤフオクでの値崩れぶりを見て、さすがに少し勿体ないという印象を抱いたのだった。

Posted at 2008/12/27(土曜日)10:02

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